Pixel Cafe 操作ガイド
このガイドは、現在のプロダクト構成をそのまま実務フローに落とし込んだものです。インストール、取り込み、AI セレクト、確認、軽レタッチ、書き出しまでを順番に案内します。
このリポジトリにはローカルのデスクトップ作業台、バックエンド AI パイプライン、クラウド同期、共有機能が含まれています。本ガイドでは公式サイトに掲載すべきユーザー操作を中心に整理しています。
デスクトップ作業台
写真家とレタッチャー向けの本地ワークステーションで、取り込み・分析・案件データを主に見せます。
- 取り込み:RAW / JPEG をまとめて読み込み、サムネイル、メタデータ、案件構造を作ります。
- 分析:5 段階 AI を実行し、スクリーニング、グループ化、ランキング結果を確認します。
- データ:処理待ち、スター、除外、学習サンプル進捗など、ローカル作業に必要な数値を優先表示します。
Web 協業ハブ
チームメンバーや顧客向けのオンライン入口で、クラウド能力と共有結果を主に見せます。
- 協業:写真家、レタッチャー、顧客が同じ案件を見ながら選定できます。
- データ:共有範囲、オンライン状態、協業結果、最終候補の確認を優先します。
- 役割:Web ではローカル取込や重い分析より、クラウド閲覧と協業導線を強く見せます。
1. インストール前の準備
- 推奨環境は macOS 12+ または Windows 10+ です。
- RAW、JPEG、HEIC、TIFF に対応します。RAW ではローカルのプレビュー抽出が使われます。
2. 初回起動
アプリを開く
Pixel Cafe はローカルの作業台とバックエンドサービスを同時に起動します。初回はモデルのダウンロードやウォームアップが入ることがあります。
基本設定を確認する
既定の取込先、書き出し先、クラウド同期を使うかを確認します。コアのセレクト処理は既定でローカル実行です。
プロジェクトを作る
ウェディング、ポートレート、旅行など案件単位でプロジェクトを分けると、後の同期や書き出しが整理しやすくなります。
3. 写真を取り込む
取り込みではフォルダを走査し、メタデータを登録し、以後の選定に必要なプレビューを用意します。
フォルダを選ぶ
可能なら 1 件の撮影素材をまとめて取り込みます。連写グループ化やシーン判断の精度が安定します。
インデックス完了を待つ
取り込みは非同期で進むため、アプリを止めずに進捗確認できます。件数、サムネイル生成、失敗ファイルを作業台で見ます。
例外を確認する
一部 RAW がプレビュー失敗する場合は、カメラ形式、ファイル破損、ローカル依存関係を先に確認してから本番セレクトへ進みます。
4. AI パイプラインを実行する
各段階が 1 つの判断軸に集中するため、結果の理由が追いやすく、必要なら手動で上書きしやすくなっています。
Stage 1: 技術品質
明らかなブレ、手ブレ、露出異常を先に落として、無効カットをすばやく減らします。
Stage 2: 顔と表情
人物中心の撮影では、目つぶり、視線、顔品質のチェックが大きく効きます。
Stage 3: 連写と類似構図のグループ化
近いカットを束ねることで、1 枚ずつではなくグループ単位で判断できます。
Stage 4: 内容理解
被写体やシーンをより深く読み取り、AI の判断理由を補強したい場面で役立ちます。
Stage 5: 美学評価と個人化ランキング
スコアと過去の選択履歴を組み合わせ、残す確率の高いカットを先頭に寄せます。
5. 人の目で確認して印を付ける
- まず各連写グループの先頭候補を見て、必要なグループだけ詳しく開くのが効率的です。
- スター、除外、評価を使って自分の判断を明示すると、以後の学習精度が上がります。
- AI の判断に違和感があれば遠慮なく上書きしてください。人の判断が中心です。
- スタジオ運用では、最初の好み付けを主担当が行い、その後にチームで最終確認する流れが安定します。
6. バッチレタッチ
Pixel Cafe は選定だけでなく、納品前の軽い仕上げにも向いています。特に人物やウェディングで有効です。
最終候補を先に決める
スター済み、または最終候補に対してのみ適用し、不要な素材で計算資源を消費しないようにします。
強度は控えめに始める
多くの案件では強い補正より、全体の統一感と清潔感が重要です。
難しいカットで先に確認する
逆光、集合写真、高 ISO など数枚を先に試し、問題なければ全体へ展開します。
7. オンライン協業セレクトと共有
- Pixel Cafe の強みのひとつがここで、写真家、レタッチャー、顧客が同じ案件をオンラインで見ながら選定できます。
- 実運用では、主担当が最初の AI + 人手の一次選別を終えた後、共有ショートリストをチームへ回す流れが安定します。
- 顧客向け共有では、案件状態、カバー画像、公開範囲を確認し、見せたい素材だけを公開します。
8. 書き出しと納品
書き出し方法を選ぶ
最終候補を新しい納品フォルダへ出すか、Lightroom / Capture One 用に XMP サイドカーを使います。
構造を保つ
後で再レタッチや保管がしやすいよう、案件名、日付、バッチ名を分かりやすく残します。
最終確認を行う
件数、サムネイル、状態を確認し、除外カットの混入や選定漏れがないかを見直します。
9. よくある確認ポイント
- 取り込みが遅い場合は、外付け SSD、NAS、ネットワークドライブかどうかを確認します。
- RAW プレビュー失敗時は、元ファイル可読性とローカル依存関係を先に確認します。
- モデル取得が止まる場合は、ネットワークやプロキシ設定を見直し、必要なら手動導入に切り替えます。
- ランキングが好みに合わない場合は、スターと除外のサンプルを継続して増やします。
- デスクトップ起動問題では、デバッグモードとログ確認が近道です。